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木下のブログ

経済事情

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経済事情

さて、この前なのですが
【最近の原油安から世界で「金融戦争」が開始されています】
という号を発行しました。
今日本は年末のいつもの雰囲気で
みんな飲み会やらなんやら大忙しだと思うのですが
私なんかはこの「金融戦争」のことについて
色々調べたりしています。
ちなみに投資とかビジネスとかやって
お金を自分で稼いでいるとですね、
朝とか結構遅くても大丈夫ですし
地方のホテルで毎日温泉入れますし
今年海外にも事業の関係でかなりいましたが
やはり毎日が基本的にお休みという感じなので
正直言いまして
年末の休みのありがたみというのは
自営業者の人はあまりないのではないかな??
とか思っています。
色々な娯楽施設がすごい混雑しているのを見て
「あ~年末なんだな~」といつも感じますね・・・
さてさて、今日はまたこの
「金融戦争」について書いていきます。
というのはやはりロシアは「仕掛け」ようとしていますね。
日本のマスコミの論調だと
ロシアはルーブルが暴落して危機的状況って
感じのことを報道していますが
そのロシアはこの前穀物輸出を停止しています。
外貨がほしいのであれば基本的に
何が何でも輸出します。
ロシアって今年の2014年はかなりの大豊作で
今年の収穫が1億5000万トンあるのですが
それを全然輸出しない
ってことをしています。
ただ今ロシアは 中国とか北朝鮮とかには
小麦みたいな穀物を振り分けています。
それで・・・
超重要なことってのがですね、
このロシアが「何通貨」を使って
穀物を振り分けていると思いますか??
答えは・・・
「物々交換」です。
例えば中国には穀物を輸出して
中国国内からは鉄鋼製品を輸入しています。
これ、物々交換ですよ。
ロシアはついに
通貨システムを使わない決済を行い始めました。
これは今世界で前に書いたように
「アメリカ金融界 VS ロシア 中国盟主のBRICS」
の戦いが起きているのですが
明らかにロシア 中国が動き出しました。
主に「金融」を使っての戦争に
突入しつつある、と私は見ています。
最近の原油安も前に書いたようにこの流れです。
ちなみにやはり私が一番注目するのが
イギリスのFT フィナンシャルタイムズです。
このFTに関しては IPHONEのPODCASTでも
無料で色々配信しているので
英語が分かる方は聞いてみるとよいです。
それでFTが報道しているのが
OPEC諸国、特にサウジなんかが
1バレル20ドル(!!)になっても
減産はしないぞ、(対策はしないぞ)
と言っているというのを
報道しだしました。
1バレル60ドルでもアメリカ金融界主導の
シェール革命のシェール関係の会社は
やばいのに、
(⇒ これはシナリオがそのまま進んだ場合、
シェール債の不安定化
⇒アメリカ金融界の心臓の債券市場の不安定化
につながってくる)
それを1バレル20ドルまで
とか言い出しているわけです。
そうなると中東産油国もことごとく破産する
というシナリオも考えられますし
ベネズエラとか大丈夫なのかな??
と私は見ていました。
こうなれば世界は大混乱になるのですが
ただロシアと中国が同盟を結んでいますから
この同盟関係国内で物資の融通をしているから
BRICSなんかは大丈夫ってことになります。
だから2015年なのですが
間違いなく世界経済は
相当激動が続く年になる、と私は見ています。
2015年はどうなるか??
なんてたぶんこれからそういう言論とか
が増えると思いますが
世界経済を見れば明らかに2015年は
相当ショッキングなことが起こって行く
確率が非常に高いですね。
特にアメリカの金融界(債券市場)の
不安定さがこれから
どんどん増していくと思います。
そこから発端の激動、みたいなシナリオが
2015年はかなり高い確率で考えられますよね~
私の師匠の副島隆彦先生は
「2014年はなんとか世界経済は
ジャブジャブマネーで踏ん張る」みたいな
ことを書かれていたのを記憶しているのですが
実際そうなりました。
が、氏もやはり2015年あたりから
崩れるシナリオを書かれており
私はやはり2015年には注目しています。
すでに ロシアが動き出したこの金融戦争なのですが
プーチンは本気なので
2015年とあと2016年あたり
このあたりは相当世界政治、経済のダイナミズムが
あがると思います。
だから相場のボラティリティなんかにも
当然それは影響していく可能性が高いので
一応私は来年は相場の暴落であるとか
そういうのに気をつけながら
ポジション行動をとっていく予定ですね。
それで私が「怖いな~」と思ったのは
プーチン大統領がこの前全閣僚に正月返上で働くように
指示を出しています。
私たちは
年末年始に何かあっても大丈夫なように
念のためヘッジしないといけなくなりそうです。
何もなければいいんですけどね・・・
ちなみにロシアのルーブルの対ドル為替相場については
12月16日の前後に
20%暴落しました。
1ドル80ルーブルまで暴落しました。
ただその後にロシアが石油ガスなどを輸出する
国営企業5社に
強制的に ドル売りをさせて ルーブルを買わせて
それで為替統制を行って
ルーブルはまた1ドル55ルーブルまで回復しています。
ちなみにロシア政府は資本規制を
暴落後に行っているのですが
それを長期化しない予定のようです。
プーチンは日本の官僚組織ほど愚鈍ではないので
資本規制を本格的にやると
今の日本のように
資金の持ち出し規制を嫌がる
外国人投資家が投資しなくなったり
金持ち資産が海外に流出するのを分かっています。
だから長期化しないようです。
それでアメリカはロシアにルーブルの売り崩しを
仕掛けたとも言われていますが
やはり今の本質は「金融戦争」になりますので
やはり来年2015年にもまた
アメリカのグローバルマクロといわれる
投機筋、ファンドなんかが
ロシア経済に対して売り崩しを仕掛けたり
そういう攻撃を仕掛ける可能性が大ですね~
ちなみにひとつのシナリオとして私が
注視しているのが
ロシアのデフォルトシナリオです。
私はいくつかシナリオを見ているのですが
今注視しているのがこれですね。
田中宇先生が書かれています。
来年 そのアメリカのグローバルマクロといわれる
ファンドとかの投機筋がルーブルにさらに
攻撃を仕掛けた場合
まずアメリカの格付け機関がそれに連動して
ロシア国債をジャンクに格下げして
ロシア国債の暴落 という事態も想定できる
感じになってきたのですが
これについて注意が必要です。
ちなみに上の↑数行を見れば
「ロシアやばいんじゃん??」
といういわゆる ネットウヨ系の人が喜びそうな
感じになりそうなのですが
ただ現実はやはり少し違う、と思います。
というのはロシア情勢に詳しいアメリカの
分析者の中には
プーチンが来年にロシア政府や民間の
対外債務を  恣意的(しいてき)に 
デフォルトさせてしまって
このロシアの金融危機を 
アメリカとヨーロッパに伝染させて
それを機にアメリカとヨーロッパ
(もしくは同じくジャブジャブマネーQEを行ってる日本)
金融危機を起こす策略を起こすシナリオを
言ってる人がいます。
(Paul Craig Robertsと言う人)
これを言ってる
Paul Craig Roberts ポール クレイグ ロバーツ氏
はもともとアメリカの財務次官補だった人なんですけど
この人はアメリカの軍産複合体の戦略に
対立して持論を展開する権力に媚びないえらいひとです。
対立して持論を展開する権力に媚びないえらいひとです。
このロバーツ氏は
ロシア政府の採れる戦略にも言及しています。
というのはロシア政府は
今ルーブル攻撃をされているその
報復としてですね
「アメリカやヨーロッパ側が攻撃をやめて
ルーブルが安定するまでは
アメリカやヨーロッパに対して
債務の利払い や償還 を
1時的に停止するぞ」
と言う可能性もあるのですね。
これをやられると
アメリカとヨーロッパの銀行たちは
ロシアに債権を持っていますので
そうなるとアメリカとヨーロッパの銀行たちは
もろに 不良債権 を抱えることになるのです。
これが莫大な不良債権となって
金融危機に陥るっていうことを
アメリカの財務次官補であるポールクレイグロバーツ
さんは言っています。
他にプーチンの採れる策は
ロシアはヨーロッパへの石油ガスの輸出をしていますが
これを完全に止めるという報復措置もとれますから
そうなると欧州経済がかなり混乱に陥ります。
1 ロシア側に対して債権を多く持っている
欧米金融機関は
不良債権が増加して破綻。
2 欧州諸国は 石油ガス不足で
経済減速
こういうシナリオが今のところ
ロシアの出方次第では考えられる事態になってきています。
上のロバーツ氏はロシア政府筋の
戦略立案者たちと パイプがある人なので
この上の 意図的にデフォルトして
米欧経済に打撃を与える
というロシアの策はリークされた可能性があるわけですが
田中宇先生などは
この前プーチンが記者会見にて
2015年半ばまでに原油安の攻撃を完了できない
場合 計画変更するということを言っていたのですが
その変更の 代替の策というのは
この意図的なデフォルト作戦なのでは??
と書かれていました。
まず前に書いたように
ロシアが裏で主導するOPECサウジが表にたっている
アメリカへの原油安攻撃で
今日本では報道が自粛されていますが
アメリカシェール業界はかなり
やばい状態になりつつあります。
特にシェールの会社たちが多くジャンク債を
発行していますが
このジャンク債を発端にして
アメリカの債権金融システムが破綻する
確率が少し上昇しているのが
今の2014年12月末の状況です。
ここにロシアの意図的デフォルトが加わった場合
アメリカ債権金融システムへの影響が強い
という見方もあります。
けど同時にイギリスのテレグラフ紙は
アメリカからロシアへの債権総額は
アメリカGDPの0.1%しかないから
日本、イギリス、ドイツなんかも
対露債権がGDPの1%以下だから
こんな小さな規模だと
デリバティブのレバレッジの原理が働いても
そもそも
日米欧の金融には連鎖的な影響はない
と書いているわけです。
田中宇先生の分析だと
もし仮にプーチンがデフォルトを選んだ場合
このシナリオでは
ロシアと米欧との経済関係が25年間で
かなり進んだのですが
これを今の発展する中国など新興諸国だけとの
関係に切り替えるのは
今はなかなか簡単ではないわけです。
事実 米欧とのつながりがあるから
今回のルーブル危機につながっています。
もしプーチンがデフォルトを選べば
それはその後 アメリカやヨーロッパなどの
経済関係が断絶される
ということになりますので
それを機に中国などの新興諸国との連携を
中心にした
経済体制に大きく変えていくことができるのですね。
もしプーチンがデフォルトを選べば
それはその後 アメリカやヨーロッパなどの
経済関係が断絶される
ということになりますので
それを機に中国などの新興諸国との連携を
中心にした
経済体制に大きく変えていくことができるのですね。
田中先生の主張は私はすごい
筋が通っていると思うのですが
というのが最近やはりロシアは
中国との上に書いたような
穀物と鉄鋼の物々交換、みたいな動きを
しだしましたので
ますますロシアと中国が
米欧との関係を断ち切りたがっている
という説に説得力が出てきます。
伝統的にロシアは経済的にヨーロッパと
つながりが深いのですが
このデフォルトにてプーチンは
ヨーロッパとアメリカとの経済関係を
かなり縮小した上で
中国やBRICSとの関係に替えていける
わけです。
ロシアでは欧米とつながりをもつ
ユダヤ系の人もかなり多くて
プーチン主導のデフォルトがされた場合
それはこの欧米とのつながりをもつ
財界人たちにダメージを与えて
その上でBRICSなんかの経済的結びつきを
強めることができるわけですね。
それでもしプーチンがデフォルトすれば
プーチンからしたら
アメリカや欧州から今回のような投機筋の金融攻撃みたいな
いやがらせを
うけなくてすみますから
すごく メリットはあるのですが
それで相当困るのはやはりドイツとかEU諸国であります。
もしこのプーチンによるデフォルトという
カードが切られた場合、このシナリオで
一番損するのは
ドイツやEU諸国であって大きなマイナス成長
になると思いますので
ここも私は注目しています。
ちなみに今の「世界のバブル」の最たるものは
やはり QEをやり続けたアメリカと
あとは日本(その次に欧州)であると思います。
もしロシアが仮にこのデフォルトというシナリオを
通して 中国とロシアの結束を強めて
ロシアが アメリカ、ヨーロッパとの経済依存から
解き放たれれば
例えばイギリスなんかが
アメリカ金融界側を裏切って
ロシア中国のBRICS側に擦り寄るということも
考えられます。
イギリスなんかはすごいこの辺が狡猾で
伝統的に反ロシアのイギリスではありますが
来たる
「BRICSなどによる世界覇権体制」
にいち早く対応しているのですね。
例えば2008年の金融危機後に
イギリスなんかはいち早く中国に擦り寄って
人民元のオフショア市場をロンドンに作っています。
イギリスなんかはもう政治の老獪さが
相当なもので
裏でこうやって動いていずれくる
世界の覇権交代に備えています。
このヨーロッパの動きが非常に重要でして
例えば前も書いたのですが
フランスなんかもすごい親露的ですし
イタリアなんかもそうです。
ドイツも最近そうなってきていますね。
ドイツも最近そうなってきていますね。
この
ロシアが仮にデフォルトをした場合、
イギリスードイツーフランスの
このラインが結束して
アメリカ覇権から抜け出そうと言う動きを
示すかもしれません。
最近はサウジアラビアなんかがこの動きを
しだしていますが
「アメリカ覇権抜け」が
これから属国の日本以外の
欧州中心の国々に見られるようになってくる
可能性が高いです。
こうなるとやっぱりアメリカは
「ドル基軸体制、債権金融システムを維持する」
ということがどんどん難しくなってくるわけであります。
というのは今のアメリカは
属国日本をかかえて
日本の安倍には アベノミクスという名前で
日本人をだまさせておいて
ジャブジャブマネー(QE、金融緩和)をさせて
なんとかそれで債券市場を保っているわけですが
次は欧州、ヨーロッパに
ドラギ欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁を使って 
ジャブジャブマネーをさせて
それでアメリカの金融市場の延命をアメリカは
させたがっているわけです。
(が、これにはドイツが猛反対をしています。
日本の場合は、
周りに付和雷同して
2013年時点で自国のジャブジャブマネーに誰も反対せず、
国民が「アベノミクス」を喝采して
2年たって「なんか物価上昇して給料上がらないんだけど」
といまさら言い出していますが、
一方、ドイツは
ジャブジャブマネーの危険性について認識して

反対しています。
この違いはやはり大きいな
と失礼ながら私は感じてしまいます)
それで上のプーチンの意図的なデフォルト
という作戦が発動された場合
それは大きくは欧州のBRICS側への鞍替え
を進ませる可能性が高いですから
そうなりますとアメリカはヨーロッパに
ジャブジャブマネーをさせて
債券金融市場を延命させる、ということが
できなくなってしまいます。
プーチンはこういう先の先まで
考えた上で行動をするはずですから
非常に注目なんですね。
それでこの前から
プーチンがどうも
中国と通貨を介さずに物々交換もはじめている
という状態で
着々とアメリカやヨーロッパ諸国と
経済面で断裂してもいいように
(まあ中国と取引するさ、という姿勢)
そうやってプーチンは動いています。
こうやって大きな動きを見ていくと
やはりアメリカの世界覇権の体制は
これから終わっていく確率が非常に高いのだな~と
思います。
ということで世界で原油安を通じて開始している
金融戦争なのですが
この金融戦争は2015年、さらに
過熱しそうです。
それは当然 債券市場だけでなくて
それ以外の
金市場や為替市場(FX)や株式市場
にも影響を与えていくでしょうから
この辺に注意しながら私は相場を見て生きたいな~
と思います。
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